2015年9月21日月曜日

It Prevails / The Inspiration


The Inspiration (2007)

1.Explanation: Content
2.The Distance
3.Change Today
4.Thirst For A Better End
5.My Life Back
6.To Fall
7.An Anomaly
8.Man.Moment.Machine
9.At Least Understand
10.The Inspiration


 
アメリカ、ポートランド州の叙情系・メロディックハードコアバンド。泣きたい方に是非。このバンド、なんといっても泣きの要素が強く。儚いメロディラインが圧倒的に曲調を支配しています。ゴリゴリのハードコア・メタルコア好きには少し物足りないかもしれませんが、叙情系ファンは要チェックです。ダイレクトに私達の涙腺を突くような音を奏でる、そんなバンドです。このアルバムは1stですが、初期は基本シャウトのみ。2nd3rdとアルバムを重ねるごとに徐々にクリーン要素が入ってきます。個人的にこのアルバムが彼らの一番の名作だと思いますが。
 


 #1、まあ、オープニング、序章って感じの曲でしょうか。メロディックハードコアらしいリフ、アグレッシヴなシャウト。#2、このギターラインホント癖になります。彼らにしか出せないんじゃないでしょうかこのメロディ。It prevailsMAXのナンバーです。基本曲調は明るめです、#3、儚いメロディにVo.Ianの重めのシャウトが重なり儚さ倍増。エモい。#4はハードコアっぽいへヴィなリフが光ります。#5、こちらもなかなかへヴィなナンバーです。からの#6、次へのつなぎ?っぽい。#7はなかなかテクニカルな曲構成してます。かなり曲調の変遷が激しくスピーディに疾走するパートもあれば叙情的に攻めるパートも。全体的には儚く、It prevailっぽく仕上がっていますが。終盤の収束具合がなんともエモい。#8。インストだけど全然手ぇ抜いてない。#9、ここから作品全体の総まとめに向かうように走る。ギターラインが天才的にエモい。切ない。心えぐってきてます。若干のクリーンパート入りますがマッチしてる。すごく。逆にエモいと思います。で、アルバムタイトルでもあるキラーチューンの#10。もう、なんて表現していいかわからないけど。。。。好きすぎて何度も聞きましたが色あせないですね。このメロディどうやったら生み出せるんですか。
 



アルバム全体通して聴ける、名作です。始まり、終わり共に良し、ダレず、飽きず、一つの芯がありそれに沿って曲が流れるように進行してゆく。こんな名作はなかなかないです。前述のとおり、叙情系ファンは必聴のアルバム。解散は非常に惜しいです。

It Prevails - An Anomaly (from YouTube)

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