2015年8月23日日曜日

夏休み

 今日は音楽以外のことを書こうと思います。





 お盆休みは実家に帰りました。実は帰るつもりはなかったんですが、高校の友達に久々に誘われて帰ることに。なんだか、久々に休んだ感じがします。久々の友達に会うのもたまにはいいですね。変わってないヤツもいれば、変わってたヤツもいました。親友が20kg太って脂肪肝認定されてたのは驚きましたけど。最初誰だか分かんなかったし。

 親父が休みだったので祖母に会いに行ったり墓参りもしてきました。お盆の恒例行事ですね。

 私は無神論者なもんで神なんてクソほどにも信じていませんけど、死んだ人間は親しかった人の心の中に生きているのだと思っています。祖父は両方ともすでに亡くなっています。

 久々に親父と飲みました。タトゥーの話をしました。私はタトゥーを施したいと思っているのですけど、もちろん反対されましたね。というか私も憧れているだけでする気はありません。入れる覚悟なんざ持ち合わせちゃいませんし、両親に貰ったこの体を傷つけることはできません。でも毎日この身を削って生きていて、生きるということは細胞が死んでゆくことで体は傷ついているんですけど、タトゥーを入れて、自分が何か得ることができるか、と考えたら失うものが多そうだったので入れてません。そんな話をしながら親父と飲むホッピーはホッピーの味がしました。






 盆休みが終わってすぐ、横浜に来ました。インターンシップです。一回学部の時にインターンは行っています。その時よりは大きな、いやかなりの大企業に来ています。開発部門での業務を経験させて頂いてます。正直、この会社に就職を決めたいと考えています。インターンで歓迎されて視野が狭くなっているかも知れませんが、私はそれでもいいと思っています。

 そしてこの金土日は神奈川・東京を満喫してました。ようやくMISHKA TOKYOに行くことができまして、ずっと欲しかったバケットハットを買いました。で、服もMISHKAであわせてこんな格好で出歩いてたんですけど、
二回渋谷に行きましたが同じ黒人のオニイサンに声かけられました。

 渋谷のディスクユニオンに行きました。中古CDあさってたら気づいたら一時間ぐらいいました。安かったので気になってたヤツ大量購入です。As Friends Rust, Misery Signals, Nervous Light of Sunday を買ってきました。(レビューまた書きます)店員さんにNaiadを探してもらうように頼んだら苦笑いされました。もちろん在庫切れです。

 渋谷は東京まで出ると必ず行きます。

 あと東京だから人間観察しながらいろんな人を見てたんですけどなんで女性ってほとんどみんな同じような顔してるんですかね?なんか打ち合わせでもしてるの?ってくらい同じ顔。全員がとは言いませんが。




 はじめて池袋に行きました。目的は、ex-TRIBAL CHAIRのVo, HirokiさんのBar、L.o.Rに行くためです。あこがれのHirokiさんとお会いした時は緊張しすぎてガチガチでしたがお酒入ったのと雰囲気とHirokiさんのアニキっぷりでなんとか話すことができました。でもあれですね、大好きなバンドのフロントマンに会えるってなるのは不思議な感じですね。ここだけの話をいろいろお聞きすることができてすごくいい夜でした。会えて嬉しかったです。カレーも美味しかったですし。。。絶対また行こうと思います。





 鎌倉市に行きました。はじめて行きましたが鎌倉、好きになりました。鎌倉駅を降りて鶴岡八幡宮を見てきました。あと頼朝公のお墓とか。静かでいい街だと思います。将来いい感じに稼いだら、鎌倉に住むのもいいかなと思います。地価や物件は高いんでしょうけど。。。都内へのアクセスもそう不便ではありませんし。


 とまあこのような感じで夏休みしております。世界陸上見ながら書いておりました。




2015年8月15日土曜日

Hundredth / Let Go

Hundredth / Let Go (2011)

1.Let Go
2.Weathered Town
3.Live Today
4.We Can Take Them All
5.Carry On
6.Human
7.Remain & Sustain
8.Monumental Part 1
9.Monumental Part 2
10.I Hold the Key
11.Restless
12.Soul
13.Hurt

 アメリカ、サウスカロライナ州のメロディック・ハードコアバンド、Hundredthの2ndアルバムです。私はこのアルバムと最新作、"Free"しか聴いていませんが、叙情と泣きの要素であればこのころのHundredthはかなり良いと思います。メロデッィク・ハードコアうたってますがメロディもさながらゴリマッチョなハードコア要素もしっかりしていて、絶妙です。






 #1,からの#2の流れ、最高ですね。#2のMVはその流れで作られてますがたまらなくエモいです。リードトラックでもある#2、まあこれでHundredthはまりましたね...しっかりアグレッシブにハードコアしてるんですね。そんでメロディも生きてる。そのまま休むことなく#3。序盤は疾走感満載です。で失速はしますが良きメロディ。アルバムの流れにそっています。勢いを殺すのではなくうまく受け流す感じです。そんな"中継ぎ"っぽい曲ですが最後の歌詞お気に入りです。"Inside of me was a void as empty as the sky without the sun"切ないなー。これまたマッチョいナンバーな#5ですが泣きをしっかり入れてきてます。歌詞のストレートなメッセージ性がまた好きです。すごく前向きな曲です。切なさの極みはクリーンパートですね…たまらんですよ…"In the way~"から。今度Bloodaxe行くんですがここで拳あげながら泣くんでしょうね、私。#6、これまた前半の盛り上がりえげつないですけど、曲構成が段々泣かせるように設計されてます。途中でまたイントロのマッチョいメロディが入りますがベクトルが泣きの方向を向いていて涙腺ぶち壊しに来てますね。そして大胆にクリーンパートを盛り込んできた#7。賛否両論あると思いますが私はアリだと思いますよ。ほかの曲と一風違って爽やかさも出てますし。彼らの曲ではかなりポップでキャッチーな感じの曲です。シンガロングできますしー。#9,イイーーーーー。シャウトにコーラス重ねてくの良いですよイイ。曲展開もテクニカルで飽きさせませんね。#10若干イントロがマンネリ気味ですがメロディよりはハードコア要素多めでかなり攻めてる曲です。若干ダークな要素入って少し違う角度のパンチ食らいましたね。#11は少ししぼんじゃってるかもしれません。ですが#12のまさにエンディングともいうべき感じは好きです。





 アルバム通してガチガチのメロディックハードコアです。マッチョにエグめに攻めてゆきつつも随所で泣かせてくれます。来日も楽しみですし最新作"Free"もオススメです。


Hundredth - Weathered Town (from YouTube)

2015年8月9日日曜日

TRIBAL CHAIR / TRIBAL CHAIR

TRIBAL CHAIR / TRIBAL CHAIR (2009)
1.Enter the story
2.Third eye creation
3.My world is not over
4.Utagai Future
5.The theory of evolution
6.Moment
7.Aquarium
8.train and boat
9.Time again
10.909
11.Joint your black
12.Midnight Beating
13.Transparent Imagination
14.Last wish
15.Over the river

 はい。とうとうとライバルの記事をを書きます。青春時代にクソお世話になりました… 日本のエモ・スクリーモシーンを支え、大いに活躍したバンド、TRIBAL CHAIR。そのセルフタイトル作です。私がトライバルを聞いたのは忘れもしない、アニメ「蒼天航路」のオープニング曲、#10、"909"です。当時の私は高校生、エモやスクリーモなんて全然知りませんでした。で、まあこのバンドが私を、こうやって音源のレビューするまでにこの界隈に見事にハマらせてくれたわけです。思いで補正ももちろんありますが、素晴らしい正統派ジャパニーズ・エモーショナル・ロックです。当時のシーンは色々なバンドが台頭していたんですが、彼らは彼らの"軸"をぶらすことなく青臭いカッコいいメロディを奏で続けました。だからでしょうか、彼らの音は心に響く、アツいものがあるんです。解散のニュースを聞いたときはもうショックでしたよ…実は一度もLiveは観たことなかったのですから。







アルバムを通して疾走あり、バラードちょっとでエモーショナルに仕上がってます。セルフタイトルが
ぴったりの作品かもしれません。#2,いきなりブッ飛ばしますねぇ。日本語詞の曲ですがGt.Keitaの日本語でのシャウトは正直めちゃくちゃカッコいいんです。んでまあメロディさながら歌詞もエモーショナル全開ですよね。Vo.Hirokiがそれをまたクサく歌い上げるもんですから。。。"暗い底でも燃える静かな火"ここ鳥肌ポイントです。#3,結婚式で流すといい感じでしょう(雑)。ってか歌詞に"蒼天航路"って入ってるのは縁…?からの超絶エモナンバー#4です。いやーこれ、トライバルにしか出せませんてこの音。何物にも染まらない、これが彼らの音です。突き進むリフ、どこまでもエモーショナルでアグレッシブなメロディ…この曲には"栄光"みたいなものを感じます。ライブで聴きたかった…。#7は一味違ったバラードです。#8、エモさとほかの曲とは違ったテイストとテクニカルな曲展開を楽しめます。ですがメロディはぶれませんねー。カッコいい。シンガロングできるし。最後のKeitaのシャウトが切ない…最後ホント鳥肌です…。#10はもう書かなくていいですか?いやいろんな思いが詰まっててちょっと書いてて泣きそうです。ちなみに蒼天航路で使われたのは最初のKeitaのスクリーモパートのみです。あとここカラオケで歌うと歌詞でませんがいつもしっかり叫んでます。もちろん是非一曲通して聴いて下さいね。シングルVerとSekineパートが若干違いますが私はどっちも好きです。からのアグレッシブに攻めまくる#11。そしてトライバルを代表するエモナンバー、#13。イントロのギターから早速エモさ爆発。このクサいメロディー…これこそがトライバルです…真っ直ぐすぎる。あとこの曲は歌詞の言い回しがなんだか知的で面白いです。"知の刀携え 秘めたる熱を 覚悟に変え 道歩め" "二進法で刻む名無しの本音が浮世を物語る"とか。反戦を歌った#14もアツくて良いメロディーです。






TRIBAL CHAIRは解散してしまいましたが、私は彼らの音が大好きです。多分何年か先も、ずっと聴き続けてるんだなあ、って思います。そんな素晴らしい作品を彼らは残したと思います。
このアルバムがにあう時間帯は"夕方18:00ぐらい"

TRIBAL CHAIR - Transparent Imagination (from YouTube)

2015年8月2日日曜日

Endzweck / Strange Love or : How Those Learned To Stop Worrying And Love Bombs

Endzweck / Strange Love or : How Those Learned To Stop Worrying And Love Bombs(2004)
1.flower bouquet
2.monument
3.period
4.that's enough
5.today
6.silent prayer
7.self-portrait
8.tolerance
9.key

 ジャパニーズ・ハードコア界でもかなりの古参で現在も根強い人気を誇るEndzweckのVA、split CDへの提供曲を集めた編集版アルバム。私がエンズを知ったのはFACT主催のVA「Pentagon」からなんですが、とりあえずエンズの一番好きなアルバムの記事が書きたかったのでこの作品を選びました。言わずもがな叙情系疾走感MAXのニュースクールハードコアです。エンズは割とハードコアの中でも聴きやすく耳に残るメロディが沢山あって、あまりハードコアを聴かないって方にお勧めです。もちろん、ハードコアファンにもです。曲調は最初から最後まで疾走します。泣けます。そんな感じです。(シンプルで面白くない感想ですけど、ホントそんな感じです)最後まで突き進む「エンズ節」ですかね。このアルバムにはそんな曲が集約されてます。Vo.Takashiのシャウトはゴリゴリのハードコア、メタルコアのそれと比べると少し軽薄な印象ですが慣れます、ってかこれがいいんです。





語り口調から始まる#1。彼らの曲って、戦争を歌ったものが多いです。"Those guns were pointing to each other"とか"Give flower bouquet, not a missile"みたいな。儚いです。冒頭からクサーいメロディが爆発しますが以後ずっとこれが続きます。これがエンズです。#2は若干ブラックな印象ですがそれでも泣きと疾走は崩しません。#3,拳あげられますねー。途中で入るシャウトではない語り(?)パートもまた叙情的なセンスを感じます。で、#4ですけどsnuffというバンドの曲のカヴァーです。原曲を聴いたんですが完全に崩壊してますね(いい意味で)。カヴァーとは… そしてエンズの代表曲、#5,「Today」です。死ぬほど聴きました。恐れ入りますがまだLiveを見たことはありません…いつか生Todayを見たいです。数ある彼らの曲の中でもかなり天才的なメロディーです。まずこの曲聴くとハマること間違いないと思います。#6,「silent prayer」,歌詞を追いながらしっかり聴くとやっぱりハートにくるものがあります。"There is no reason to exchange killing, because the nationalities. There is no reason to exchange killing, because the religion."とか。なんか考えさせられます。#7も最後の女性の懇願?しているような声とダークな曲調の中にエモさをぎゅっとつめた感じがたまらんです。#8終焉に向かうようにダークさが増します。そして名曲#9「key」です。ドラマチックな曲展開と天才的なメロディー。この色はエンズにしか出せないですよ。争い、対立への思いが語られる歌詞も素晴らしく、最後の詩、"Which do you face?"と投げかけをして曲は終わります。What a nostalgic!





VAへの提供曲が集められたアルバムですが、なんの偶然か、非常に完成度は高いです。一曲一曲はスピーディで非常に短いので通して聴いてもすぐに終わります。だれないし、文句なしです。是非ご試聴下さい。